#8 理想と現実のセットで企画書に説得力をつける
通らなかった企画書から 失敗のエッセンスを学び
「通る企画書に必要な要素」を学ぶ
企画書のもっと若い時に知っていたかったバカ売れ企画のなぜ。
#8の題材は
「明日に作ってあげたい! ワンコイン食堂」 です。
この企画書は 新しい料理番組とは?
というお題で考えた企画です。
それでは、 この企画書がなぜダメなのか?
2ページ目。
安くて美味い!だけの今までのお手軽レシピとは違い、
「たった500円で誰かのために作り、相手に喜んでもらう」
ことを追求する、おもてなしを指南する
とありますが、
それが文字だけで、 具体性に欠けているのが問題です。
まず、どんな料理が出てくるのか?
それが、この企画書からは全く伝わりません。
さらに、
ロンブーの淳さんが、どんなおもてなしを提案するのか?
これも具体案がない。
もし、 1ページを読んで、
「面白そう!」と思ってもらえたとしても
2ページ目以降に具体案がないと、
読む側は判断材料が一つ減り、
ジャッジのしようがないという状態になってしまいます。
で、どんな料理が出てくるの?
500円で縛って、そこから想像を超える料理ができるの?
ロンブー淳さんは、どんなおもてなしを指南するの?
この企画書を読んでいると、そこが気になります。
企画の2本軸のいずれもに具体性がない。
意図や思想だけだと 企画にならないという典型です。
25円でフルコースができる!
その内容はAとBとC!
さらにデザートもついてくる!
というような料理名は最低限でも必要。
欲を言えば、
なぜ安いのか?
こんな工夫をするからです!
というのも具体例があると最適です。
同様に、
ロンブー淳さんの「おもてなし」指南も、
どんなトークをするのか?という具体例が欲しい。
ずっと気になっていたことを誤る
プロポーズをしたい
ようやく妊娠できた
など、 しゃべり上手の淳さんだからこそ 聞きだせることをテーマに、
おもてなしの食卓を彩ります!
という提案にしたい。
企画書を書く時に、
こういうことをやりたい! という理想を書くだけでなく、
それは「こんな方法でやれる!」
という現実を合わせて書くことで、
ぐっと説得力が増します。