#6「企画の軸足」を提示しているか?
通らなかった企画書から 失敗のエッセンスを学び
「通る企画書に必要な要素」を学ぶ
もっと若い時に知っていたかったバカ売れ企画のなぜ。
#6の題材は「ガリレオの公式」です。
数カ所に出した企画書です。
あるもののターニングポイントを紹介したくて 考案した企画です。
では、この企画書のなにがダメなのか?
という視点で紐解きます。
もっとも気になるのは、
企画の新しさがパッとわかりにくい こと。
これでは読み手側に 読んでやろう!という気を起こさせるのも難しい。
はなから不利なスタイルでプレゼンを始めてしまっています。
これでは通らない。
その原因として、まず最初に致命的な欠点とも言えるのが。。
企画の軸足が明確でないこと。
「あるものには、その歴史を変えた ターニングポイントがある!」
それを扱う!のだということが最初に打ち出されていません。
これを軸足に考える企画書なので、
ここを ハッキリ認識しておいてもらわないと
「その先の新しさ」が伝わらない。
ターニングポイントを扱う番組はこれまで数多くあった。
しかし、この番組独自の新しさは。。。
というロジックで展開し、
それが「公式で表現する」というやりかたです!
というプレゼンにしないと、読み手にとっては意味が不明です。
ここで、「おっ、ちょっと違うな!」と思われないと、
そこから先へは読み進めてもらえません。
このような「企画の新しさ」をしっかり認識させてから、
具体例(P3)へ行けば、なるほどねと納得しやすい。
さらにこの公式というスタイルでやることで、
こんな魅力的な展開ができます!
という順番でたたみかけると
「ガリレオからの謎の出題=公式の欠けた部分を紐解く」
という 企画が伝わりやすい。
企画書は、 企画の新しさや必要性をアピールするものですが、
新しさをアピールするためには それまでの企画とどう違うのか? という比較を使うことが有効です。
AよりはBのほうがいい!と思いがちです。
これを使わない手はない。
企画の新しさ、良さをアピールするためには、
類似の企画と、過去の企画とどう違うのか?
なぜこの企画をやる意味があるのか? などを書いておくと、
説得材料となります。
この企画のなにが面白いのか?
それを打ち出すためには、
「企画の軸足の提示」が大切です。
あなたの企画書には、
「企画の軸足」がちゃんと書いてありますか?